珍しい舞台が今日からスタート!
20年くらい前はよく福岡まで芝居を上演しにやってきていましたが、最近ではめっきり。
東京では年に何本も上演されているのですが、外国に行くことはあっても、東京から出ることがほとんどなくなってしまった野田秀樹の作品。
本人の野田さんがやってくることはおろか、野田さんの作品にすらなかなかお目にかかれないのは、彼の舞台の芸術性の高さと、彼本人の演出こそが舞台の輝きになると言うのは、確かに認めざる終えない。
しかし、演劇ファン、野田ファンなら見てみたいもの。
例えそれが地方のアマチュア劇団のつたない舞台でも、その片鱗に触れてみたい・・・!?
そんな、野田秀樹さんの作品が佐賀で今日明日、そして9月4,5日と二作品がご覧になれます。
野田さんは80年代は劇団夢の遊眠社を引っ張り、90年代に入りNODAMAPを立ち上げ、現在も日本の、いや世界の演劇を今や引っ張っている演出家であり、役者です。
個人的には2001年に坂口安吾の「桜の森の満開の下」という作品を野田さんと蜷川幸雄氏が別々に創り、野田さんが賞を取られたというのが頭に残っています。
それだけ野田さんの舞台表現には定評があるのだ。
そんな野田作品を二作品、佐賀で観られるというのは珍しいと思っています。
上演する劇団は、これまた無謀とも言うべき十代のミュージカル劇団ティーンズミュージカルSAGAの有志から作られた劇団「激・劇」と中高年劇団SAGAパーフェクトシアターです。
演目は今日と明日(7月31日と8月1日)は野田さんがまだ学生だった頃に書かれた「二万七千光年の旅」を劇団「激・劇」が、9月4,5日は野田3部作と言われている一つ「小指の思い出」をSAGAパーフェクトシアターが上演します。
二つの劇団が野田秀樹の大作に挑戦しています。
公演本番までの悪戦苦闘ぶりをホームページのブログ(風さんネット http://kazenotane.sagafan.jp/)で毎日綴っていますので、応援しつつ、是非この珍しい取り組みに足を運んで下されば幸いです。
演劇家 栗原誠治
舞台や映像の世界 地方にも
おはようございます。
今月は二つのテレビ局の取材に立ち会うことが出来ました。
いずれも福岡のテレビ局で、どちらもゴールデンタイムでの番組でテレビ局の気合いの入れようも大したものでした。
一つは佐賀の音楽家弓削田健介くんの番組作りで、弓削田くんが音楽を担当しているティーンズミュージカルSAGAの子ども達も一緒の撮影があったので、ちゃっかりお邪魔です。
もう一つは手前味噌ながら私の番組になるという話だったのですが、撮影が進むにつれ、これまた子ども達に出番を奪われたような形になってしまったようです。でも、楽しかったです。
来年、アナログからデジタルに放送が切り替わり、また時代はテレビばかりではなくネットや携帯なども通じて番組は全国的、いや世界的にまで広がっている状況です。
再放送などもすぐにネットで配信され、世界中の番組までも見れる時代になってしまいました。
そうなると、皆さんもよく目にするように、東京で活躍していたタレントさんがどんどんこれまでそんなに顔も出していなかった、福岡などのテレビやラジオの番組にレギュラー出演したり、挙げ句の果てに昔有名俳優や女優さんまで突撃レポーターとして借り出される始末!
こういう風に書くと落ちぶれてしまった!?と思われるかも知れませんが、勿論仕事ですので、それは東京にしろ福岡にしろ、どこかのへき地のジャングルの中でも変わりません。
ここで言いたいのは、これまで東京や大阪に集中していた番組製作が福岡などにも降りてきはじめたと言う事です。
お笑いの吉本や劇団の四季が九州や北海道にも広がりを見せていると言う事は、そんな需要が田舎でもできはじめたと言う事です。
これまでは東京に行かなくては一旗揚げられなかった舞台や映像の世界も、今ではここ佐賀にいても、まだまだ十分とは言えませんが、着実に仕事としての需要が増えているのです。
そんな折りに、我が県、佐賀はどんどん劇団の数も役者の数も減りつつあり、学校などでの表現教育の需要さえほとんどなく、時代から取り残されているような感じがします。
もう少し、子どもや若者達にかつての幕末の志士のごとくまでとは言わないまでも、大いに自己表現をし、自分の夢を語り、佐賀を出てもええきに(つい龍馬語)世界に羽ばたける舞台芸術をも含んだ教育をこの佐賀から出来たらと思いました。
ちなみに私と子ども達の出演する番組は、7月10日土曜日のテレビ九州です。
演劇家 栗原誠治
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